ネコ背などによる不眠症・めまい　　５０代男性　　豊田市在住

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ネコ背などによる不眠症・めまい　　５０代男性　　豊田市在住

症例集

2015/04/09 ネコ背などによる不眠症・めまい　　５０代男性　　豊田市在住

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この患者様は、建築関係のお仕事をされアパートの扉や屋根・水回りなど建物の全般に渡って修理などを行うお仕事をされています。やはり仕事柄、体を丸めたりひねって作業をするために体が歪んでしまい、普通に布団で寝る時でも寝にくくなって不眠となってしまったようです。また、前かがみの作業のためにネコ背にもなってしまいました。当院へ来られてカイロを受けられたのですが、一度受けただけでかなり体調が良くなり夜も寝やすくなったそうです。

矯正前では、肩甲骨から首にかけて胸椎と頸椎の背骨が後方へズレて頭が前のめりになり、ネコ背となって首回りがポッコリと盛り上がっておりました。そして、腰からの上半身が左側へ傾いて捻じれた状態となった為に頭が右側へ傾く姿勢となってしまいました(写真左)。背骨としては、腰の骨から首の付け根辺りまでが左側へ傾きそれを戻すために頭を右側へ傾けてバランスを取っている背骨となっています。

矯正としては、まず骨盤はそれ程歪んでおらず上部の腰椎(３番から１番)を左側から中心に向けてアジャスターにてアジャストし、頸椎(２番１番)をポインターにて左側の頸椎を前方へ押すようにアジャストすることで、頭を正常な位置に戻していきました(写真右)。

写真では、お尻の位置と頭の位置が中央の白線よりも左右に傾いていたのが真っ直ぐになっております。(写真左から右へ)

不眠症の方や鬱などの症状の方は、割とネコ背の方や体の歪んでいる方もよくみられることから、一つの原因としてこうした背骨の歪みによって寝辛くなり、不眠症へと繋がるのではないかと思います。布団で仰向けに寝ると眠り辛いと言う方は、背骨の前後へＳ字がきつくなっていることで体が丸まっており頭が浮いてしまい、首や背中・腰に無理な負担が掛かって首や背中・腰の筋肉に痛みが発生してしまいます。

そして、枕を高くして眠り易くしてしまうと寝返りもうちづらくなったり、ネコ背が全然元に戻らなくなって更に不眠症になってしまうようです。昼間ＴＶを見る時にうつ伏せで見たり、クッションなどを脇や首に置いて見ていると首の骨が歪む原因となることもあります。そのために、頸椎の１番２番がズレて首の血流が悪くなってめまいや偏頭痛が起こることもあります。