上半身と下半身の歪み(因果関係)

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上半身と下半身の歪み(因果関係)

院長のブログ

2021/12/06 上半身と下半身の歪み(因果関係)

人間の体のコリは、体の骨が傾いたり捻じれたりすることによってその骨を支えている筋肉が緊張や圧迫によって痛みが起こるのでは?と思います。スポーツなどで筋肉を酷使したら筋肉疲労が起こり体の痛みが起こると思いますが、その場合では、マッサージやリンパ・針などで筋肉やツボなどをほぐしたり刺激することで痛みが和らぎます。しかし、日常の生活で起こってしまう体のコリは、筋肉のマッサージではなかなか改善されないのではと思われて”根本改善”をしないと体の痛みが減ることは無いと思います。痛くなるのは骨では無く筋肉ですが、その筋肉に無理な力が加わるのはやはり骨自体のバランスが崩れることで起こると思います。日常生活で骨の歪みが起こる姿勢と言えば上半身が多いと思います。骨盤の歪みや足首・ヒザの痛みも直接的にその部分が歪むことで起こる事は少なく、上半身が傾いていたりネコ背になっていることで負担がその部分に加わってしまうからだと思います。患者さんが来院されて「お尻が痛い」とか「腰が痛い」とか言われる方を診てみると、上半身の歪みの方が強い方が多くみえます。「お尻が痛い」と言われる患者さんは、上半身が傾いていてイスなどに座った時に上半身の体重が左右両方に掛からずに一方にばかり掛かってしまうことで、お尻の痛みや足のシビレが起こっている方がみえます。高齢の方でヒザが痛いと言われる方が多くみえますが、年を取ると上半身が前に丸まりヒザや足に体重が加わることでこれらの関節が痛んでしまうのではと思います。以前にも述べたと思いますが、マラソンなどをされる方がヒザを痛めるのも上半身の歪みが原因ではと思います。重たい頭が傾くと首が痛み、肋骨や肩が傾いていると背中や腕が痛んで、上半身が傾いていると腰やお尻・足の痛みが起こってしまうのではと思います。”骨盤の歪み”も骨盤自体直接的な力が加わったことで起こっているのではなく、上半身が歪みながらイスなどに座ることで起こるのではと思います。

常日頃、鏡などで体が真っ直ぐになっているかをチェックして、体が傾ているようならば柔軟体操や整体・カイロなどに行って骨のバランスの歪みを正していくことをした方が必要だと思います。

 

 

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